アメリカにオペア留学するにあたってのアドバイス
アメリカにオペア留学するにあたっての私なりのアドバイスです。アメリカ以外の国にオペア留学する方にも参考になる部分は少しはあるのではないかと思います。
日本文化
ホストファミリーを始め、出会う人が聞いてくることがやはり日本の文化です。特にホストファミリーは日本の国にある程度興味があることが、日本人をオペアに選ぶ理由のひとつだったりもします。
私自身は日本文化にはあまり興味がなく聞かれてもよくわからないことだらけでした。わからないことを、しかも英語で説明できるわけもなく、聞かれてもとにかく『わからない』の一点張り。ホストファミリーや友達が興味を持って聞てくれても答えられないのがすごく申し訳なく思いました。
アメリカに行って始めの頃は、お互い何を話していいか分からないので、自分の家族のことや日本文化のことを聞かれる事が多いですし、英語を話しなれていないのでなかなか話が弾みません。
しかもアメリカ人が耳にしたことのある日本文化というのがけっこう説明しづらいものだったりします。たとえば芸者、歌舞伎、忍者など。おそらく小説や映画等見ていて覚えた言葉や日本独特の文化かと思います。日本人なのに見たことないのか?と驚かれたこともあります。アメリカに来る前に少し勉強するか、日本文化ガイドブックのようなものを持ってくれば良かったと思いました。
あと、そんな会話の中で意外と活躍したのが電子辞書の英英機能です。例えば干支だとかを検索すると、詳しくしかも英語で説明されているのでなかなか重宝しました。
荷物
おそらくアメリカに行く際の荷物のほとんどが衣類かと思います。はっきり言って洋服は最小限におさえるべきです。
アメリカに来たら大抵の人は一旦太ります。Tシャツ、上着、トレーナーなどは良いですが、問題なのがズボンとスカート。私も日本から持ってきたズボンは小さくなってしまい着れなくなりました。きついを通り越してボタン届きませんでしたしスカートも超タイト過ぎてはけない状態でした。
アメリカは日本に比べ、洋服が安いです。バーゲンなども多いし。そんなに買う必要はないと思っていても休みの日や仕事のあとにショッピングモールなんかに行くと、洋服も思った以上に買ってしまいます。それと、アメリカでは洗濯すると、干すのではなくほとんどの家庭が乾燥機で乾かします。コレでズボンやスカートがけっこう縮んでしまいます。いつのまにかサイズが少し小さくなったとか裾が短くなったという事がよくあります。
ただ、アメリカのお店は日本のようにズボンの裾上げをしてくれないのでなかなかぴったりあったサイズを探すのは始めは大変かもしれません。最低始めの1、2ヶ月くらいの洋服は絶対に必要ですが、帰る時のことも考え、余計なものはおさえましょう。
ついでに余談ですが、アメリカで買い物するときは、バンバン試着しましょう!試着室がたくさんあります。返品する際も、日本に比べると信じられないくらい簡単です。レシートさえあれば、すぐ返品できます。
持って行くと役立つもの
洗濯ネット | 洗濯の時はもちろんですが、ブラジャーを乾燥機に入れる時にすごく役立ちました。 そのまま乾燥機に入れてしまうとフックがどこかに引っかかったりして、 よく大変なことになりました。 |
---|---|
化粧品 |
やはり日本人とアメリカ人の肌は違うらしく、デパートで売っている同じメーカーの化粧品でも、
アメリカのものは肌に合わない言うのをよく聞きます。 私は肌が強い+鈍感なので、アメリカでは日本にいる時から使っていたクリニーク(CLINIQUE)を使っていました。 特に違いは分からなかったですし安くて得した気分でしたが、敏感肌の方はアメリカ製のクリニークはお肌に合わないと感じるそうです。他のブランドもしかり。 ですので、敏感肌の方は日本から持参する(送ってもらう)方がよいでしょう。 また敏感肌ではない方も、使いやすい化粧水や乳液が見つかるまで少し時間がかかるかもしれませんのでとりあえず多めに持って行っておく事をお勧めします。 というのも、アメリカのスーパーなどで売っている化粧品は変な言い方ですがザツなものが多いです。潤うというよりもベタベタする、というような...。 また、日焼け止めの品質も日本製のもののほうが断然良いです。アメリカ製は油っぽいものが多いです。 それに加え、ホワイトニングを愛用している方は大量に持って行った方がよいでしょう。アメリカではホワイトニング商品はほとんどありません。 |
歯ブラシ | アメリカの歯ブラシを一言で言うと、デカイ、カタイです。あ、ふたことになりましたが...。とりあえず日本の歯ブラシのほうが断然使いやすいです。 |
耳かき | アメリカには基本的にありません(日本人用のお店にはあるかも)。重宝しました。 |
薬 |
特に漢方系の薬は多く持参したほうが良いです。 アメリカの胃薬はものすごい色のとろっとした甘い液体だし、他の薬もやたらと粒が大きかったり、一瞬大丈夫だろうか?!と思ってしまうものが多いです。効くのは効くのですが、服用するのが不安な方も多いかと思いますので気になる方は忘れすに持っていきましょう。 |
写真 |
日本から絶対に持ってきた方がいい、と思うものの中に写真があります。 オペアを雇う、ということは値段的な理由もあるとは思いますが、先ほども言ったように少なからず異国の文化に興味がある、ということです。ホストファミリーは必ず日本のことについて聞いてきます。その時に、写真があるととても便利です。 身近にある日本文化、和室、畳、敷布団、建物、コタツ、お風呂などは自分で写真を撮って持って行くと生活観なども伝わって良いと思います。英語でうまく説明できない時、写真を見せるだけで伝えたいことがうまく伝わります。 また、ホストファミリーはもちろんですが、友達同士でも写真の見せ合いはよくします。袴、着物の写真は欠かせません。見せるとみんな喜ぶし、ほしがります。日本の家の写真や家族の写真も喜ばれます。小さい頃の写真から成人式の写真まで、何枚か人にあげられるよう多めに現像していくことをお勧めします。 |
クレジットカード |
アメリカでは日本よりもクレジットカードを使う機会が多いです。もはや欠かせない、と言った方が良いかも知れません。 インターネットでのホテル予約や航空券の購入、レストランでの支払い等、クレジットカードが必ず必要な場合やクレジットカードの方が楽な場合がよくあります。もちろんなくてもやってはいけますが、あった方が便利だなと思う事が多々あるかと思います。 使う使わないは別として、VISAやマスターカードなどどこでも使えるクレジットカードを用意して行く事をお勧めします。私も元々はクレジットカードを持って行かなかったのですが、クレジットカードが必要な事が何度かあったため、わざわざ日本にいる母に代わりに作ってもらい、アメリカに送ってもらいました。 また、オペアとしてアメリカに来る際は、1年間は日本に帰りませんので、クレジットカードの引き落とし口座に少し多めにお金を入れておくとよいでしょう。オペアはアメリカでの生活費はほとんどかかりませんし、オペアとしての給料で普通は十分かと思います。 が、アメリカに来るにあたって、やっぱりお金の事が心配!という方もクレジットカードの口座にお金を入れておけば少しは安心できるのではないでしょうか。 また、最近は海外専用のプリペイドカードもあるようです。お勧めなのが、マスターカードのキャッシュパスポート。 入金した金額の分だけ、マスターカード加盟店でキャッシュカードと同様に支払いが出来るだけでなく、現地のATMでお得なレートで現金を引き出すことが出来ます。 参照URL:留学の必須アイテム |
生理用品 | アメリカの生理用品は品質が悪いというのは良く聞きます。が、私は全く気になりませんでした。気になる方は日本製のものを多めに持っていった方が良いかもしれませんが、私の意見では荷物の場所も取るしそこまで気にすることはないのではないかと思います。 |
お土産
アメリカにも日本の物はたくさん売ってありますが、 そんな中でも私が日本からもってくるといいんじゃないかな、と思うお土産リストです。
携帯ストラップ | こっちではあまり携帯ストラップを見かけません。軽いし、何気に日本チックなものも探しやすく(例えばキティーちゃんのでも着物を着ていたり)、オススメです! |
---|---|
浴衣セット | 今はセット物が安く売ってあるし、そういうのは着るのも簡単に着れるようになっていると思うので。特に女の子なんかにはすごく喜ばれるかと思います。 |
紙風船 | 意外と喜ばれます。みんなきれいで可愛いと言ってほしがります。友達がカナダに行ったときも大好評だったと言っていました。とりあえず軽いですし。 |
扇子 | あげても扇子として使ってもらえる機会は少ないですが、飾ったり、また扇子をパッと開く練習をして見たり、と楽しんでもらえる一品です。 |
折り紙・千代紙 | 定番ですが、子供用に。最近は英語と日本語、両方で書かれた折り紙の本がありますし、模様の入った千代紙は子供たちが作る手作りバースデーカードに切り抜いて貼ったり。最近は100均でも裏表で模様の違う可愛い折り紙が売ってありますしお勧めです。 |
小銭 | 特に穴の空いているコインはめずらしいようです。5円玉、50円玉を多めに持って行くといいと思います。 |
印鑑 | 安くて軽いし、日本とアメリカのサインの違いを伝えられて良いと思います。 |
きゅうす | アメリカでは、お茶はもともとティーバッグに入って売られているので、ティーバッグのみはあまり売っていません。日本からお茶の葉を送ってもらった時に困りました。日本ではどういう風にお茶を飲むかも教えられるしいいかな、と思います。 |
ホストファミリーとうまく付き合うコツ
私の周りにいたオペアの子もすべてのオペアがホストファミリーとうまくいっているわけではありませんでした。
ホストチェンジまではいかないけれどもなんとなくぎこちない、うまくいっていない、という子は少なくはありませんでした。
私の見解にはなりますが、まずはとにかくホストマザーと仲良くしましょう。
オペアに来る子というのは、好奇心の多い若い女性です。態度には出さなくても、
自分よりも旦那とオペアが仲良くしているのを見ていい気分がしないホストマザーは多いと思います。私の知り合いのオペアでも、
その子自身はそんなつもりはなかったのに、ホストファザーに色目を使っているとホストマザーに怒鳴られたという子がいました。その子にそんな気がないのは分かりますが、
『私のホストマザーひどいでしょ?』とその話をされた時に、ホストマザーの気持ちも分かるな、と思いました。
私がホストファミリーとすごくうまくいっている、と言うと、『私もうまくいってるけど、ホストマザーがちょっときつい、怖い。
ホストファザーはすごくいい人なんだけど...』というのをとてもよく聞きました。
ホストファザーと仲良くするのも大切だと思いますが、特に自分の容姿(服装、お化粧等)や内面的な悩みを聞く時は、
できるだけホストマザーにまず一番に話すことがうまくいく秘訣の1つだと思います。
男性と女性というのは仲良くなりやすいですが、女性と女性というのは、ちょっとした事でわだかまりができやすいです。
表面上は問題なくても、なにかしら疑心が生まれてしまいますと信頼を得るために余計な時間がかかってしまいます。
たとえそれが男女間の問題ではなくても、オペアの要望や話の内容をホストファザーからばかり聞くのはいい気がしないと思います。
自分にそんなつもりがあるかないかではなく、ホストマザーとホストファザーの立場を自分と自分の彼氏にでも置き換えて考えてみましょう。
もちろんそんなこと考えてもいないし気にもしていない!という素敵なホストマザーもたくさんいますよ!
また、オペアに関してや、家庭内権限が、ホストマザーにある場合が多いです。確かに頼みごとをする時などは、
男性の方が聞きやすい部分はあるかと思います。が、あえてまずはホストマザーにお願いしましょう。
アメリカではホストファミリーに、気軽に友達を泊めていいよ、と言われる事が多いです。
週末などは、友達と飲みに行って友達の家に泊まったり、もしくは友達を部屋に泊めたりということが多いかと思います。
その場合は、ホストファミリーに必ずどこかに泊まるかもしれない、と伝えておきましょう。
ホストファミリーは少なからずオペアに対して責任感を感じているかと思います。
特にアメリカに慣れない頃やホストファミリーと信頼関係がきちんとできるまではホストファミリーに心配をかけない様に気をつけましょう。
誰かを泊める時も、友達が泊まりに来るかもしれない事を事前に伝えておきましょう。
あとこれはマナーですが、ホストファミリーが家にいないからといって男性をホストファミリーの許可なしに家にあげるのはだめです。
一番重要になるのがやはり子供の問題です。
まずは、ホストファミリーとしっかり話し合いをしましょう。オペアにどこまで求めているのか、また逆にオペアに干渉されたくない部分があるようであればなるべく自分で察しましょう。
基本的なオペアの仕事としては、子供の食事、子供の部屋や子供が遊んだおもちゃの片付け、子供の洗濯、しつけ、などがあるかと思います。子供の洗濯は基本的にオペアがするのか、もしくは特にする必要はないのか、部屋の片付けは子供にさせるべきなのか、などは自分の仕事を不要に増やさないためにも細かい所まで確認しておきましょう。
そしてオペアにとって、大きな問題になるであろう事のひとつが『子供のしつけ』です。ずっと聞き分けのいい子なんてめったにいません。一日中面倒をみる間に、子供が言うことを聞かなかったり、泣き叫んだり、子供同士で喧嘩する場面が多々あるかと思います。が、自分の独断で子供におしおきをするのは絶対にやめましょう。子供が言うことを聞かないのであれば、まずはそのことをホストファミリーに相談しましょう。そのうえで、子供が言うことを聞かないときはどうするべきなのかを判断しましょう。例えば、ホストマザーやホストファザーにその場で電話をして子供と話し合ってもらう、その日はおやつをあげない、しばらく部屋で1人で反省させる、など。
ホストファミリーとそういった話し合いが全くないまま、子供が両親に直接、オペアにこういう仕打ちをされた、怒鳴られた等言ってしまうとホストファミリーの信頼も薄れますし問題になりやすいかと思います。一番良いのは、オペアの言う事を聞かないとだめよ、と両親から子供に普段から言い聞かせてもらう事です。
アメリカでは日本よりも子供の虐待に対して厳しいですし、子供を怒ることを好まないファミリーもいます。また、オペアに子供を厳しくしつけてほしいとは思っていないファミリーもいます。子供が悪いことをしたら、放ったらかしにしておくよりはきちんとした対応をするべきだとは思いますが、どれくらい厳しくしかっていいのか、というのをしっかりと確認しましょう。
アメリカオペア留学 エージェンシー選びのポイント
J-1ビザを取得して、アメリカで1年間(最長2年間)、オペアとして留学し働くには必ず
どこかのエージェンシーへ申し込みをしなければいけません。
アメリカオペア留学を取り扱うエージェンシーはそれほど多くはありませんが、
プログラム費用、オリエンテーションの有無、提携するアメリカのエージェンシーなど
どこで申し込むかによって若干の差があります。
他の海外留学費用に比べれば破格の安さではありますが、それでも料金は発生しますし、せっかく留学するからには
気持ちよく準備が出来るに越したことはありません。
料金を見比べてみたり、無料の説明会に参加してみたり、質問をして対応良さを比べてみてたりして、
自分が納得のいくエージェンシーを見つけましょう。
下記は日本のオペア留学を取り扱うエージェンシーの比較表です。他にもまだオペアを取り扱うエージェンシーはあります。
その他のエージェンシーの掲載を希望する場合はお問い合わせよりご連絡ください。
日本のオペア留学エージェンシー比較表
料金 | アメリカ エージェンシー | アメリカでの研修 | オペア ミーティング | |
WAPJ 日本オーペア情報センター |
約21万円 | AuPair International | なし | あり |
---|---|---|---|---|
AuPair Foundation | なし | なし | ||
PIEE 国際教育交流協会 |
約35万円 受験料2万円 |
EurAuPair | ニューヨーク 5日間 | あり |
イントラックス AYUSA International |
約30万円 | AuPairCare | ニューヨーク近郊 3日間 |
あり |
AIJ | 約18万2千円 受験料3,500円 |
InterExcange | ニューヨーク 5日間 | あり |
AuPair International | なし | あり | ||
IEN 異文化 交流推進ネットワーク |
約23万円 デポジット8万 | 記載なし | ワシントンDC 4日間 |
あり |
料金の違い
ぱっと見ただけでも、高いところと安いところでは10万円ほどの差があります。
この差は、私の個人的な見解にはなりますがやはり大手エージェンシーのブランド料といったところが大きいかと思います。
安いところが必ずしもサービスが悪いというわけでもありませんし、高いところがものすごく良いといったわけでもないようです。
オペア留学は、書類の作成や保育実習に関してなど、各自が行う部分も多いですので、そういった点から見ても基本的なサポート内容自体にはあまり大差はないように思います。
ただし大手のエージェンシーはやはり、各地での無料説明会の回数が多かったり、出発前に日本でのオリエンテーションを設けていたりと料金が高くてもそういった魅力があります。
そう考えると、高い料金が無駄とは言えませんし、逆に料金が安いエージェンシーの方がアットホームで細やかな対応が可能な場合もありますし、結局なんとも言えません(笑)。
料金が異常に高すぎるエージェンシー、支払い形態や料金項目があまりにも不明確なエージェンシーさえ避ければ、あとは好みや担当者の対応で選んで良いでしょう。
アメリカエージェンシーの違い
オペアとしてJ-1ビザを取得するためには、必ずアメリカ国務省が認定したアメリカ国内のエージェンシーに登録しなければなりません。
アメリカエージェンシーにも大小あり、ホストファミリーがものすごくたくさんいるエージェンシーもあればこじんまりとしたエージェンシー、日本人オペアを望むファミリーが多いエージェンシーなど様々です。
大手の日本エージェンシーは、大体大手のアメリカエージェンシーと提携している場合が多いように思います。
アメリカのエージェンシーが大きければ、それだけ登録しているホストファミリーや出会える可能性のあるオペアが多くなります。そういった面では、大手エージェンシーの方が色々な確立が高くなる分有利です。
しかし、逆に小さめのアメリカエージェンシーの場合は、例えばホストチェンジやその他の問題が起きた場合に、フレキシブルに親身になって動いてくれる印象があります。
オペア側から聞く対応の良さに関する評判というのは、必ずしも大手が良いというわけではありませんのでこれもまた悩みどころです。
ある程度英語力に自信があり、アメリカで問題が起きた時に自分で解決に向け行動を起こせるという方は大手のエージェンシー、
アメリカに行って何か問題があった時にエージェンシーが個別に対応してくれる可能性が高い方が安心できるという方は逆に小さめのエージェンシーを優先的に選ぶと良いかもしれません。
アメリカでの研修
オペアとしてホストファミリーと一緒に暮らし始める前に、必ずチャイルドケアに関する研修があります。
大きく分けて、アメリカ出発前に日本で各自オンライントレーニングでの研修の場合と、アメリカにその月出発の各国のオペアを集めての数日間にわたる研修とがあります。
アメリカでの研修がある場合は、ちょっとした旅行のような楽しみがあります。ホテル滞在費などもプログラム費用に含まれているため、お得感もありますし、世界中から集まってくるオペアと出会う事が出来ます。
ただし、その月出発のオペアを集めて研修を行うため、基本的にアメリカ出発日が月に1度か2度と限られてしまいます。
J-1ビザの申請時期によっては、面接の予約が混雑していたりすると、その月の出発日に間に合わず、希望する出発月に出発できない可能性があります。
また、まだ英語に慣れていないうちにヨーロッパなどから来た英語堪能なオペアに圧倒されて不安に感じる事も少なからずあるかと思いますので、その点は人によってはデメリットと言えるでしょう。
デメリットとは言い過ぎかもしれませんが、とても楽しかったし日本人オペアと話すことが出来てアメリカでの研修があって良かったと思う反面、もし一人ならちゃんと空港から研修場所まで行けただろうかとか、
ヨーロッパ人オペア集団が怖かったとか、研修後はフライト時間の都合で空港で一人きりで5時間ほど時間を潰す羽目になったという思い出もありますのでそこはあしからず(笑)。
オペアミーティング
アメリカに行くと、必ず「エリアディレクター」や「エリアコーディネーター」などと呼ばれる地域担当者がいます。地域担当者は基本的に、ホストファミリーとオペアの間に問題がないかの確認やエージェント本部との受け渡し役、オペアのちょっとした相談に乗ってくれたり、その他事務的な作業をしてくれる担当者となります。その担当者が企画する、月に一回のオペアミーティングがほとんどのエージェンシーで行われています。
オペアミーティングは、その周辺に住むオペアを集め、テーマパークに行ったり、ディナーを食べに行ったり、誰かの家でホームパーティをしたり、工場見学に行ったりと様々です。
ただし、エージェンシーの大小に関わらず担当者によってはただ毎回コーヒーショップに集まり何か問題がないかの確認をするだけ、という場合もあります。
オペアミーティングで必ずイベントをしなければならいという決まりはない様ですので、そこは仕方ないと割り切る方が良いでしょう。
また、周りに同じエージェントのオペアがたくさんいれば、オペアミーティングの機会に情報交換をしたり、仲良くなったりととても有意義な時間を過ごせます。
残念ながら、時期やタイミング、地域によってたまたま周りにオペアが全くいなかったりする事もありますので、過度の期待はしない方が良いですが、特にアメリカに行ってすぐは、出歩く機会を持てること自体が大切な事だったりもします。